モーツァルトの、オペラのような歌芝居『魔笛』を基にしたコンテンポラリーダンス作品。公演動画がオンラインで無料で期間限定で配信されていたのを視聴。
約2時間30分。
CMとかでよく使われるすごく有名な曲(歌)も出てきた。歌がすごい。よくあんな高い声が豊かに出るなあ。
タイトルは聞いたことがあるが中身について全く知らなかったので、ネットでざっと粗筋を確認してから見た。
もともとモーツァルトの作品も庶民的なものらしいが、このダンス作品も、最初は、「ふざけているのか??」と思ってしまったほど、ちょっとカリカチュア的な雰囲気。
道化的なパパゲーノ役を、日本人男性ダンサーがコミカルに踊る。西洋のバレエやダンスの公演で、キャラクター的な役をアジア系が担当して笑いを取るというのは、定番というか、類型的な気もするが、そういう役の方が主役よりもむしろ目立つ、ということはあり得る。この作品でも、目立っていた。
最初のシーンに出てくる大蛇が獅子舞みたい・・・。
ヒロイン役のダンサーが体の線がかなりくっきりわかる真っ白な全身レオタードみたいな格好なのも、少し異様(笑)。
冒頭で、現代の普通っぽい服装を身に付けたダンサーたちが舞台上を歩いたのは、なんだったのだろうか。
音楽にピタっと踊りをはめた感じで、振付、動きとして、そんなに特徴があるわけでもないように見える。
フランス語のせりふもある。登場人物の本人が自分の言葉として語ることもあるが、口上役みたいな人が登場して(踊りもするが)、場面の説明をしたり、それぞれの登場人物のせりふを言って演じたりする。そのせりふに合わせてダンサーたちが動くので、人形浄瑠璃文楽みたい?
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