「横浜ダンスコレクション2019」上演作品。
マイムなどを基に日常的な動きをダンスへと転換し、演劇的な要素もある作品。
「見立てる」とは、「別のものになぞらえる。仮にそのものと見なす」(「デジタル大辞泉」より)こと。
4人が絶妙なタイミングで影響を与え合ったりするさまはユーモラス。
テーブルの上のティー(またはコーヒー)カップが、道路を走る車に「見立て」られるなど、どこからそんな発想が?という驚きの連続。
小野寺修二氏の頭の中はどうなっているのだろう。いや、頭ではなく体で世界を捉えて反応しているから、このような特異な表現が可能になるのかもしれない。身の回りのものや生活がこの作品のように見えているのかもしれない。
「モノ」が「人」の仲間のようにも見えてくる。モノと人の境目が曖昧になり、モノの存在が際立っていく。
巧妙に構築された、しかし肩の力を抜いて見ることもできる作品。しかし実はちょっと怖いと思う。サスペンス風ホームドラマのように。
--------
振付・演出:小野寺修二
出演:大庭裕介、崎山莉奈、藤田桃子、小野寺修二
2.11 [mon] 19:30
2.12 [tue] 19:30
2.13 [wed] 15:00/19:30
2.14 [thu] 15:00/19:30
2.15 [fri] 17:00
2.16 [sat] 13:00/18:00
2.17 [sun] 13:00
世界初演
--------
※下記画像は下記サイトより。
0コメント