三浦宏之氏が主宰するダンスカンパニーM-laboratoryの女性ダンサー4人が、自身で振り付けたソロを踊った公演。
■「生まれゆく◯」:作・振付・出演 野口友紀
丁寧な感じは伝わるのだが、何をしたいのだろうというのがあまり見えてこなかった。
■「カムリノヒカリ」:作・振付・出演 宮脇有紀
最初しばらくは非常にゆっくりとした動きで眠くなるが、徐々に体や動きが発展していく様子が面白い。なんとなく、駅で電車を待っていて、でも電車や待ち人が来なくて、というようなストーリーを勝手に想像した。
■「果実の骨」:作・振付・出演 田中麻美
食べ物を食べている音を大音響で使い、動く様子は醜悪と言ってもいいかもしれない。体も決して美しくはない。「踊れる」わけではない。しかしそれでも表現しようとしているところから、何かが伝わってくるような気もする。
■「うつわをめぐる」:作・振付・出演 上村なおか
何を表現しようとしているのかは分からないながら、終始引き付けられる。赤いワンピースを着ていたのを途中で脱いで下着姿のようになるのだが、上村氏はスタイル抜群というのとは違うけれど、身体が魅力的で、目でなめるように追ってしまう。まだ続きがありそうな気もする作品。
公演情報
2019年11月15日(金)19時〜
16日(土)14時〜 / 18時〜
テルプシコール(中野区中野3-49-15 1F)
照明:丸山武彦
音響:三浦宏之
協力:兼盛雅幸 定方まこと 西井裕美 山科達生
プログラム・ディレクション:三浦宏之
制作:Re-production of performing arts Works-M
主催:M-laboratory
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