10人ほどの、セッションハウスで行われた黒田育世氏のダンスクラスの受講生による発表公演。黒田氏自身も出演。
黒田氏の振付にも存在(ダンス)にも強烈な迫力を感じた。日光を浴びていた人たちをザムザ(カフカの小説『変身』で虫になってしまう主人公)の世界に引き込み、最後はのびのびと踊ったからなんかまあいいか、と思わせられてしまう気迫、影響力。
きれいなものを崩す、腹の底からどす黒いものを引き出す。
母性(のようなもの?)、うわべを飾る、子をあやすのと化粧、ピエロ。
思いっきりイメージを広げて踊っている人もいたが、もっと思いっきり踊れそうな人もいて、可能性を感じた。
一人一人の持ち味を生かした振付、演出になっていることが見て取れて、それが好きだった。最後、黒田氏が一人一人に赤い花を渡していたのもすてきだった。
※上記画像は下記サイトより。
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