バレエ・ロレーヌ公演「トリプルビル」KAAT神奈川芸術劇場

KAAT DANCE SERIES 2018

DANCE DANCE DANCE @YOKOHAMA 2018


■「DEVOTED」(2015年初演)

セシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョー振付。

ダンサーたちが下手?わざとずらしているのかタイミングが合っていないのか分からずキレがないと思ったが、最後音楽が止まった瞬間に笑った、面白かった。この瞬間のためにそれまでの踊りがあったのか!

ツンと澄ました(?)ダンサーが踊るクラシックバレエの動きは正確無比で無機質に時に見えるかもしれないけれど、実は重労働でなまめかしい。そんな「外からの視点」を提示しているように思えた。

途中ソロで踊ったテクニックがあった人はSakiko Oishiか?


■「STEPTEXT」(1985年初演)

ウィリアム・フォーサイス振付。

客電が付いたまま踊り始めたり、曲がところどころ急に切れたり。

抽象絵画のようでいて、衣装の色や仕草や照明から物語や情感が読み取れてしまう。

ダンサーの性別から物語を見出してしまうのは、こちらの頭が古いのかも。


■「SOUNDDANCE」(1973年初演)

マース・カニングハム振付。

車や飛行機を思わせる音楽と動き。歯医者の機械音みたいなものも。モダンな機器に翻弄される人間たち?あの音でよく踊れるなあ。

発表当時は画期的だったんだろう。リアルタイムで見たかったけど、代わりに現代の振付を見よう!


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